#1 エスパー伊東は窮屈だ


就職をする上で、会社から求められるスキルはいろいろありますが、まず思い浮かぶのは「コミュニケーション力(コミュ力)」です。私も会社を運営していて、確かにコミュ力は重要だと感じます。

でも、そんな私は、いい年をしていまだに人と話すことが苦手ですし、できれば一日中引きこもっていたい…のですが、そうも言っていられないから、30年間窮屈に社会人生活を送ってきました。その間に「コミュ力スイッチ」をなんとか自分でオンオフできる術を身につけたわけです。

「オレもできた。だからコミュ力不足のキミもきっとスイッチを入れられる!!」

そう言おう(説教しよう)としているわけではないですよ。

ユーチューバーが子供のあこがれる職業になるぐらいの今の時代は、昔と違ってどこかの会社に所属しなくても、生活する手段はいくらでもありそうです。

コミュ力不足を自覚している若者が、無理やり会社という枠に自分をねじ込もうとしなくても、得意な分野・好きなことを極めればなんとかなるかもしれない。そしてそれを続けていたら、不得意だったコミュ力も自然に身についていく。そう思います。

なんだか、このサイトに合わない話題になっている気もしますが、
×「はたらく≠会社に所属する」
〇「はたらく>会社に所属する」
ということは間違いないと思います。

#2 オレの恋愛論


就職活動を採用側の視点でながめると、求職者の意欲や姿勢を確認するため、意識的に
「あなたには興味関心がありません」
という態度をとったりサインを送ったりすることがあります。

求職者は、それを「NO」だと受け止めてあきらめる。
採用側は「アピールして欲しい」と思っているのに…。
これ、なんだか恋愛の駆け引きみたいですが、実際の就職活動を恋愛にたとえる人は多いです。

さらにたとえると、
「つきあっている人がいます」とか、
「もう婚約していますから」と言われたって、
奪い取る人、解消しちゃう人はいるし、高嶺の花(←死語?)だと最初からあきらめていたら、とんでもなく不似合いな人と結婚する人もいます。
「あんなヤツが花と結婚できるんだったら、アプローチすれば良かった…。」
と後悔したってあとの祭り(←ふたたび死語?)、挑戦しないで後悔するなんてダメでしょ!

どこにも扉がない鉄壁に見えても、どこかに必ず道があり、道が見えない理由は自分にある…。(←その前に鉄壁なんかじゃないかもね)

なんだか偉そうな話ですけど、自分への戒めでもあります…。

#3 たいせつなのは、今とこれから


「あなたは、採用にあたって学歴・職歴を見ませんね」
と言われることがたまにあります。

見ています。見ているに決まってるじゃないですか。
でも、私が最も興味があるのは、どんなにヘンテコな経歴をたどろうが、ご立派な経験を積んでいようが、
「今どんな人で、これからどうしようと思っているか」
(過去がどのように現在・将来に生かされるのか)
ということです。
進学校や一流大学に行ったって、しょせんそれは、人生を輪切りにして、「その時点で、それだけの学力があった」という「過去の証明」に過ぎませんから…。

そういう話を求職者の方にすると、
「そんな会社あるんですかねぇ…。」
と言われることが少なくないんですが、そう話している方の多くは、自分の過去を肯定的にとらえていなかったり、将来を明るく考えなかったりする方が多いように思います。
だから、人物も魅力的に感じられないんですね…。
どんな人の過去にも、必ずお宝がありますから、ふり返って、気づいて、磨き上げること、
そして「自分の過去を好きになること」、 それがこれからにつながっていくはずです…。

ちなみに、この地域で誰もが知っている会社の経営者は、ホントに履歴書をまったく見ない方で、
「あなたはこれから当社で何がしたいんですか?」
という質問の答え方で採否を決めると言っていました。

彼曰く、
「過去なんてどうでもいいんだよッ!」
ですって…。

#4 ロボット時代の護身術


「近い将来、人間が現在やっている仕事のいくつかは人工知能(AI)やロボットに置き換わる」という記事をサイトなどで見かけた方も多いと思います。

「そんな時代、自分が生きている間は来ないでしょ。しかも、ここ田舎だし」

と思っている方。そういう時代は意外に早く来るかもしれません。特に人が不足している状況では意外と早く、しかも確実に来ると私は思っています。

もし、今自分がやっている仕事、あるいはこれからやろうとしている仕事が、AI・ロボットに置き換わったら…。

想像するのもコワいですけど、「置き換わる可能性がある」のであれば「置き換わる仕事の質を上げる」あるいは「置き換わる可能性が低い仕事をする」とうい選択が思い浮かびます。

現実的に考えると、前者はなかなか難しいと思います。要求される「質」は高くなり続けるはずですから、いつ「あなたに換わってロボット君に任せます」と言われるかもしれません。

後者も難しい。そもそも「置き換わる仕事は何なのか?」ということが現時点ではわかりづらいですから。

だとしたらどうするか。

私が一番良い選択だと思うのは、「専門分野を深く掘り下げることよりも、何でもできる人材になる」ことです。つまり「いろいろなことを、ある程度の深さでできる人になる」ということです。

なぜなら、できることが増えれば増えるほど、会社(特に中小零細企業)にとって「得難い人材(換えがきかない人材、退職してもらいたくない人材)」になるということですから。

つまり、自分自身がいろんな知識や技術を積極的に身につけていって、「会社にとってどうしても必要な人になる」こと。つまり「自分がレアになる」ということが、これから働く上で非常に重要になってくると思います。

「そういうお前は『レア』なのか?」

その質問にはお答えできませんけどね…。

#5 自分のことばで伝える


先日、採用についてのセミナーに参加した時、講師の方に、
「採用担当者として、どういう人を採用したいか?」
と質問したところ、
『自分の言葉で話す人』
とおっしゃっていました。
これは、確かに「採用されるポイントのひとつ」だと思います。

就職では、「採用されたい」と誰もが思いますが、
「相手がどれだけ自分の考えを受け止めてくれるか」
がわかりませんから、「一般的な受け答え」になりがちです。
また、そもそも「自分の言葉」がない人もいます。
でも、そういう人が周りの人より「頭ひとつ抜ける」のは難しいと思います。
その理由は、
「採用担当者の想像を(いい意味で)裏切れない」
からです。

これは就職活動に限らず言えることです。
たとえば、ネット上でも「自分の言葉があるサイト」はチェックしますよね。
使い古された言葉ですが「エッジがきいている」というヤツです(←すでに「自分の言葉」じゃない)。

結局、「言葉を養う」のは、日頃から心がけるしかないと思います。
それが「自分の心から発せられた言葉」であれば、「すべての人(会社)に共感される」ということはないにしても、必ず受け止めてくれる人(会社)はあるはずです。

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